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ミネラルウォーターの硬度について
まずは、ミネラルウォーターの硬度について解説をします。ミネラルウォーターは、もちろん液体なので物理的に硬いわけではありません。硬度というのは、ミネラルウォーターの中に含まれているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を表したものです。簡単に説明をすると、カルシウムイオンとマグネシウムイオンが多く含まれるミネラルウォーターが硬水になり、少ないものが軟水になります。この硬度が国や地方によって異なるのが、ミネラルウォーターの味わいに差が出る理由です。日本のミネラルウォーターのほとんどは軟水であり、我々が普段利用する水道水なども軟水です。普段口にしているのは軟水が多いため、硬水を飲むと味わいに違和感を覚える場合があります。

反対にヨーロッパや北米では、硬水の地域が多くなります。地方によってミネラルウォーターの硬度が異なる理由は、その土地を形成する地殻物質が異なるからです。

水の硬度はその土地の食文化とも深い関係があり、肉がメインの地方だとミネラルが不足しがちになるためミネラル分が多い硬水が多いです。

このように、ミネラルウォーターの硬度にはマグネシウム、カルシウムといった栄養素に大きな違いがあるため、自身の食生活に合わせたミネラルウォーターを飲む必要があります。
硬水のよい点・悪い点
硬水の良い点(メリット)
硬水のよい点は、マグネシウムが多く含まれているため、便秘解消効果が期待できる点です。マグネシウムは下剤に多く含まれている成分であるため、消化器系に影響を与えてくれます。また、肉の臭みを消す効果もあります。煮込み料理には最も適しており、アクを出しやすくする働きがあるため、非常におすすめです。しかし、和風の煮込み料理に対しては旨み成分であるアミノ酸やたんぱく質も一緒にアクとして出してしまうため、不向きです。

そして、カルシウム、マグネシウムの働きである血液をサラサラにする効果によって動脈硬化を予防することができます。そのため、心筋梗塞や脳梗塞といったリスクを減らすことができます。
軟水の悪い点(デメリット)
軟水は、含まれているカルシウムやマグネシウムによるミネラル分が非常に少ないため、ミネラル補給には適していません。日本人は、筋肉の痙攣や足がつるのを防ぐために、ミネラルを毎日一定量摂取しなくてはいけませんが、軟水では十分な量を補給できないことが多いです。日本の水道水は軟水のため、日本人の味覚には軟水が合っていますが、ミネラルが不足しがちな人は硬水を飲むか、ほかの食材でミネラルを摂取するべきでしょう。
硬水・軟水の使い分け方
最後に先ほど紹介した、硬水、軟水のよい点、悪い点を踏まえて使い分け方について解説をします。まず、料理についてですが、和食や白米を炊く場合、緑茶や紅茶には軟水を利用するのが最適です。これは、素材の風味を失わせず、マグネシウム特有の苦味の影響を受けないからです。繊細な味わいの料理には、軟水を利用したほうがよいでしょう。

逆に、煮込み料理やパエリア、パスタなどの素材そのものに臭みがある場合やコシを大切にしたい料理には硬水を利用したほうがよいです。
また、コーヒーに関していえば、マイルドに楽しみたい場合と苦味を味わいたい場合があるので、どちらの水が適しているかは断定できません。そのときの気分によって、マイルドなコーヒーが飲みたい場合は軟水、苦味を味わいたい場合は硬水を利用するようにすれば、同じコーヒー豆でも日によってさまざまな味わいを楽しむことができるためおすすめです。

このように、カルシウムとマグネシウムが食材や体に与える影響を理解して、用途別に使い分けることが大切になってきます。
硬水・軟水は使い分けが大切
硬水、軟水の特徴や使い分け方について解説をしてきました。使う用途によって良し悪しが存在します。そのときの体調や健康状態によってもどちらのミネラルウォーターが向いているかは変わってくるので、特徴を正確に把握して硬水、軟水のどちらを利用するべきか判断することが大切になってきます。我々日本人は、普段軟水にしか馴染みがありませんが、硬水にも利点は存在するため、普段飲んでいないからといって毛嫌いをせず、ミネラルを補給したい際などには硬水を利用したほうがよいでしょう。それぞれのミネラルウォーターを飲み比べてみて、味わいを比較するのも面白いです。
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