国際的なペットボトルリサイクルと環境保護の現状

ペットボトルは、私たちに非常に身近な存在で、世界中で広く利用されていますが、環境への影響も大きいため、各国でさまざまな取り組みが行われています。
ノベルティなどで人気なオリジナルラベル付きペットボトルを提供している弊社としては、より多くの方々に持続的に提供するためにも環境問題は非常に大切な内容です。

本日は世界各国のペットボトル事情と、環境保護のためのユニークな取り組みを紹介します！

アメリカ合衆国

アメリカでは、人口約3億3100万人の超大国です。
そのため物理的にもペットボトルの消費量が非常に多いのですが、なんとリサイクル率は約30％と低めです。
しかし、近年は環境意識の高まりから、州ごとに異なるリサイクルプログラムや法規制が導入されているようです。
カリフォルニア州では、デポジット制度（ボトル返却時に預け金が返還されるシステム）が実施され、国民のリサイクル率の向上に寄与しています。
こういった取り組みは日本にはないユニークな取り組みですので、おもしろいですね！

日本

我らが日本では、どんな取り組みをしているのか、改めて見ていきましょう！
アメリカに比べて、ペットボトルのリサイクル率が約85％と高い水準にあります。
これは、市町村ごとの分別収集が徹底されていることが大きく影響しています。
日本の高いリサイクル率によって、回収されたペットボトルが新しいペットボトルや衣類、建材などに再利用されています。
さらに、企業によるエコボトルの開発や、リフィルステーションの普及も進んでいます。

ドイツ

ヨーロッパ代表で、ドイツをご紹介します。
ドイツは、実は環境保護の先進国として知られており、ペットボトルのリサイクル率も高いです。
ドイツでは、アメリカ同様、デポジット制度が全国的に導入されており、
消費者にもその制度が浸透しているため、多くの国民がペットボトルを返却して、
預け金を受け取ることがスタンダードになりつつあるようです。
こういった国単位の動きだけではなく、国民の意識の高まりによって、なんとリサイクル率は90％を超えています。
ドイツ国内のスーパーや駅などにリサイクルステーションが設置されており、リサイクルが日常の一部となっています。

インド

中国に続き人口が多い国であるインドのご紹介です。
人口は約１４億人になっており、多くの人々がペットボトルなどのプラスティック製品を利用されると思いますが、
ペットボトルのリサイクル率が比較的高く、約60％とされています。
これは、政府管轄外のリサイクル業者や個人がペットボトルを収集し、リサイクル市場で取引する仕組みがあるためです。
なんとも想像しづらい世界観になってきますが、政府も環境保護のための規制を強化し、
プラスチック廃棄物管理ルールを制定する方向で動いているとのことですが、まだ時間はかかるのではないかと思います